稲盛塾長の真意を徹底的に実践し
逆境を乗り越え、ガラス張り経営を目指す
女性社長は元中学教師。
				三和化工紙株式会社代表取締役社長
三井 貴子 さんに学ぶ
所在地大阪府柏原市
社長の事業定義
軟包装資材製造業
- #蠟紙
 - #お菓子の包装紙
 - #ワックスペーパー
 
- #和紙袋
 - #パッケージデザイン
 - #Jolie poche
 
三井 貴子 さんのココに学びたい
- 自分の市場価値を打ち砕かれた時、
「世の中厳しいんだ!ぼーっとしてられない!」 - 子供に事業を継がせないという選択肢もある。
 - 社長元気で留守がいい!
 
会得のヒント
人生は幕の内弁当がいい!
いろいろ楽しめる。でも嫌いなモノも入ってる。
Movie
「大切にしている言葉」
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一つのエピソード
信念と努力を重ねた分、道はおのずと拓ける。
いつも自分で壁を乗り越える!これが三井の真骨頂だ。エピソードには事欠かない。両親があの子は字が下手で困るという事を陰で聞いた小学生の三井は、書道教室には行かず、字のうまい友人の真似をしてそれを克服、中学時代には先生から書の道へ行けと言われるまでに。書道を究めてたくて、短大から4年制へも編入し、書家を目指した。文系出身にもかかわらず、最初の就職先はSE。また、一度はあきらめた教員への道も通信教育で取得し、中学教師として4年間勤めた。
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成し遂げたこと
今いる社員が夢をもってイキイキと働ける職場にする。
早すぎる父の死、その後新社長となった叔父との葛藤、そして自身の社長継承。その後も社員の出社拒否やボヤ騒ぎなど多くの苦労を、盛和塾稲盛塾長の言葉の真意を理解することで乗り越えてきた三井。現在では、自社の強みは企画力、技術力、品質力、そして人間力、と言い切る。市場提案力を磨くため、自社オリジナルブランドJolie poche をリリース。ワックスペーパーや紙の魅力をレターセット、ラッピングキット等を通じて海外へも販売している。
					 
三井 貴子さんの秘密に迫るキーワード
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1
「私の社長人生20年で前半10年は社長の価値はないですね。」
- ● 自分は人から事細かに言われるのが嫌なタイプ。
 - ● だから人にも言わなかった。言われることが嫌だろうと思っていた。
 
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2
父がなぜ私に事業を継がせてくれたのか?
- ● 「自分で学び、自分で考え、自分で決めることが出来る」
 - ● そんな私なら会社経営ができるだろうと、亡くなる前に聞かされた。
 
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3
新人教育はリーダーに任せる、リーダーに育ててもらう。
- ● 月1回のジュニアボード会議。
 - ● 2週間に1度、1対1サシでの勉強会。
 - ● 命令ではなく、さりげなく。
 
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4
とにかく行動する、チャレンジするタイプ。
- ● 経験があるから解決できることがある。
 - ● 組織って変わるんだという気付きもあった。
 
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5
人生は幕の内弁当がいい?いや会席料理の方がいい!
- ● より中身が上等で楽しめる、品質も高い。
 - ● 人生は楽しい!という事に気づいて欲しい。
 
 
三井 貴子 さんの哲学
企業は人なり!
次世代リーダーを育成する。
社員が育ち、会社の
成長スピードが上がる。
						Profile
三井 貴子(みつい・たかこ)
- 1962年
大阪市出身
 - 1983年
華頂短期大学卒
 - 1987年
花園大学卒 SE職などを経験
 - 1996年
中学校教員となる
 - 1999年
三和化工紙入社
 - 2001年
代表取締役社長 就任
 
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代表取締役
笠間 力さま
推薦人さまからひと言
三井さんは経営者の学びの場「盛和塾」で稲盛塾長から直接薫陶を受け、愚直に稲盛哲学の実践経営をされてきた方です。特に、ものづくりの現場にアメーバ経営を取り入れ、社員さんが主体性を持って経営参画しているところ、そこに到るプロセスは人間っぽいリアルな学びのネタがいっぱいあると思います。
みちびらき・岩﨑 隆の着目ポイント!
一見しただけでは、三井さんの情熱溢れるチャレンジ精神、燃える闘魂は、なかなか見えてこないかもしれない。おとなしそうに見えて、営業では全国を飛び回ってお客様を獲得。海外でも飛び込み営業でオリジナル商材を売ってくる強者だ。信念の人。「自身で決めたら必ず実行実現する人」と言えると思う。
				こんな方にはぜひお薦めです
- 先代から事業継承を託されながら、様々な事情で多くの悩みを持つ後継経営者
 - 部門別採算制度、理念経営、社員勉強会など、導入したいがためらっている社長
 



